ティートゥリー

7回目の今回はこちら。


★★ ティートゥリー ★★


アロマに関心を持たれた方にとっては、このティートゥリーはよく聞いたりみたりする精油かもしれませんね。



オーストラリアのフトモモ科の植物の葉から抽出されたものです。


前回のウィンターグリーンはネイティブアメリカンがお茶に使って痛みの緩和にしていた、と書きました。
今回のティートゥリーはオーストラリアの先住民アボリジニの方々がお茶にしたり、葉を砕いて皮膚や怪我の治療に使っていたということです。



で、アロマの世界では抗菌作用に期待して、という話を聞かれることが多いと思います。
しかし、抗菌力ならオレガノやタイムチノールに軍配が上がるんです。
フェノール係数という消毒力を図る数値があり、ティートゥリーはそんなに強くないんです。


では何に期待して使うか、というと 「免疫促進の作用」 です。
テルピネン-4-olという成分が副交感神経を強壮しすることで免疫促進の作用が期待できるというわけです。



例えば、、
オリーブオイルと抗菌のオレガノ、そしてティートゥリー等をあわせることで、「飲む抗生物質」にできちゃいます。
ワンちゃんでの利用例としてはアカラスや皮膚真菌症などにかかったときなどがありますね。
抗感染や駆虫用ジェルやウォーターなどの塗布と併用してこれを飲ませることで早期の回復に繋げたりします。


また、ジェルで他の抗菌力のある精油と合わせて塗布することで、
水イボなどウィルスが原因となるような症状に免疫力をあげることで対抗したりします。



ということで、風邪やインフルエンザが流行る冬の季節も水イボに困る夏なども使えたりしますね。



一本お持ちになってもいいかもしれませんね。




実際に使う際は、きちんと勉強するか、プロに教わって無理の無いように使ってくださいね!!
(もちろん、農薬・酸化防止剤が含まれていないものを使うことが大前提です。)