NO.028 : どのようにして猫の攻撃性をなくしていくのか - part 1

こんにちは

 

気がつけば師走に突入ですね。

家の片付けやらお仕事、忘年会にとお忙しいのではないのでしょうか?

 

J3はといえば何気にバタバタしており、忘年会の参加も軒並みキャンセル。。。

 

新年会をやることを楽しみにしている今日この頃です。

 

さて今回から数回に分けてここ最近J3へのご相談事で件数が増えてきた内容についてまとめてみます。

 

それは、、

 

猫の攻撃性について」 です。

 

猫ちゃん、ライオンみたいになっていませんか?

なぜ猫は攻撃的になるのか

まずは猫ちゃんがなぜ人や他の猫に攻撃的になるかについてです。


猫が攻撃的になるのにはそれなりの理由があると考えられています。


全てではありませんが、幾つかあげてみます。

  1. 遊びが興じての攻撃 (Play Aggression)
  2. 捕食行動としての攻撃 (Predatory Aggression)
  3. 恐怖や不安の裏返しとしての攻撃 (Fear Aggression)
  4. 転嫁(八つ当たり的な)攻撃 (Redirected Aggression)
  5. 愛撫(ナデナデ)が不快な時の攻撃 (Petting induced Aggression)
  6. 痛みがベースとしてある攻撃 (Pain induced Aggression)
  7. てんかんや脳腫瘍、視覚障害など病気(疾患)が原因の攻撃 (Idiopathic Aggression)

この他にもまだまだあると言われています。


上記の7については、しつけや生活環境の改善ではどうにもなりません。

是非獣医さんに診てもらい、原因を突き止めてもらってください。


そしてJ3の考えですが、

上記1〜6は猫ちゃんの生活環境や触れ合い方を見直すことである程度抑えることが出来ると考えています。


生活環境や触れ合い方を見直すと猫ちゃんがストレスを少なく、居心地が良くすごせることに繋がりますよね。

精神が安定している状態を作ることで猫ちゃんが安心して生活でき、家族との信頼関係をより深められるので、攻撃行動が減ってくると考えられるからです。


人間でも同じじゃないですか?

イライラしている時や不安に思っている時、自信がない時などには無意識でも自分を守ろうとして、過剰に反応することありますよね?

暴力ではなくても言葉や態度で攻撃的になっていることないでしょうか?

(特に身内に対してはそうなりやすくないですか?)


なので、猫ちゃんにとっての生活環境や触れ合い方を見つめ直してお互いにいい状態で過ごす。

これが攻撃的な行動を減少させる1つの方法だと思っています。


そこで次回からは上記1〜6の攻撃行動の原因とその対策についてまとめていきたいと思います。



それから大事なことを!

咬んだり、引っ掻いたりといった攻撃をされるからといって、

安易に爪を取り除いたりしないでくださいね!


もちろん叩いたりするのも良くありません。


猫ちゃんに優しい信頼できる家族でいてあげてくださいね!

もし不安になったら動物行動学に詳しい獣医師さんやしつけを学ばれた方にご相談なさってください。

一人で抱えても辛いだけですよね。

ぜひ周りを頼って楽しく前に進んでください!


J3はそんな猫ちゃんオーナーを応援しています!!