NO.021 多頭飼いをはじめる際に気をつけること:犬と犬編

dog and cat
Photo:cat and dog By li yong, on Flickr

こんにちは

 

J3の地元、世田谷区の九品仏から尾山台界隈では朝方に雨もあがり、気持ちのいい日差しが差し込んでいます。

 

雨上がりはなんだか気持ちがいい気がするJ3です。

 

皆さんはどのような日がお好きですか?

また、大切な愛犬/愛猫たちがどのような日を好んでいるか把握されていますか?

好きな日には、せっかくですから皆で外に出てみてはいかがでしょう?

 

そして、様々な人やワンちゃん、猫ちゃん達と触れ合うことも楽しめればいいですよね!!

 


さて、J3のドッグトレーニングの偉大なる師匠は森山先生という方です。


(株)プレイボゥ という犬の保育園を運営しておられたり、トレーナー養成学校である

プレイボゥ ドッグトレーナーズ アカデミーの校長をなさっておられます。

 

 

なので、卒業して独立しても未だに「校長先生」と呼ばせて頂いています。

校長はアメブロにブログも開設されていて多くの読者の方が既にいらっしゃる方なので、

既にご存知の方も多いかと思いますが、先日ゴールデン・レトリバーのケイティーちゃんを自宅に迎えられました。

 

既に同居犬が3頭いたのですが、ケイティーちゃんはあっという間に溶け込んでしまったそうです。

 

この話を聞いて、

 

「羨ましいなぁ」 や、

うちにも先住犬や先住猫がいるけど、新たに家族を迎える時に気をつけることはなんだろう?」

 

などと疑問に感じた方は多いのではないのでしょうか?

 

先住犬や先住猫になるべくストレスを与えず、平和に馴染んでもらえれば最高ですからね!

 

 

そこで今回は、こちらについて書きたいと思います。

「多頭飼いをはじめる際に気をつけること:犬と犬編」

 

新しい犬を家に迎え入れる前に

Making new friends
Photo by Bev Sykes, on Flickr

 まずは先住犬がいて、あらたにワンちゃんを迎える場合です。

 

<ステップ1>

先住犬を自宅(テリトリー)に置き、

新たなワンちゃん(新参犬)を迎えにいく

 

 

<ステップ2>

先住犬と新参犬を自宅の外の先住犬のテリトリー外の場所で合わせる

 

(この時、2匹にはそれぞれリードをつけ、

 できればコントロールする為にも2人でそれぞれを持っていてください。

 リードは弛ませておくこと。

 引っ張ると興奮したりテンションがあがってしまい挨拶が上手く行かないことが。。。)

 

 

<ステップ3>

お互いを認識させる

 

(無視していても決して無理強いをさせないこと。

 ワンちゃん自らの意志でお互いを認識させてください。

 無理させると後がこじれます。)

 

 

<ステップ4>

挨拶(ニオイ嗅ぎ)の時間:数秒程度から始める

 

(ほんの2〜3秒程度で止めてください。

 そしてそれぞれが優しくワンちゃん達を呼び、少し動いてお互いを離してください。

 

 1〜2分後にまた数秒程度、挨拶をさせてみてください。

 

 これをした後、一度オスワリやフセなどをさせてご褒美を与えてもいいでね。

 

 

 また挨拶時にそれぞれの犬の仕草や動きなどを観察してください。

 プレイボゥ/プレイバウの姿勢、(リラックスした感じの)口の弛み、体が脱力している(緊張していない)

 などの様子が見られると良い兆候ですね。

 

 それ以外の、歯を見せたり、うなり声を出していたり、体が硬かったり、

 といった様子が見られた場合は、恐怖心や警戒心が上回っています。

 一度距離を離して、オスワリなどをさせてご褒美をあげ、もう一度<ステップ3>から少しずつ始めてください。

 

 

<ステップ5>

自宅の周りを歩いてみる

 

(警戒心や恐怖心からみられる行動などが減っていき、

 お互いにリラックスして挨拶ができるようになったら

 自宅の周囲をぐるりと散歩してみましょう。)

 

 

<ステップ6>

新参犬を自宅に入れてから、先住犬を戻します

 

(先住犬のテリトリー意識を緩和し、新参犬を迎えやすくします)


ワンちゃん達のストレスを軽減し、無用な争いに発展させない為に、

上記のようなステップでワンちゃんを自宅に入れてみては如何でしょうか?


もちろん、ここで書いた方法は手段の一つであって、これ以外にも方法はあると思います。

また、ワンちゃん達によって、他の犬にどういう反応をするかにもかなりの個体差がありますよね。

ただ、共通の認識として、

「無理はしない、無理はさせない」ということを覚えていてくださると幸いです。


Sweetnes!
Photo by Todd Kravos, on Flickr

少々長くなりましたので、続きは次回に。

次回は、「家に招いてからの数週間に気をつけること」についてです。

 

 

少しでも皆様のお役にたてれば幸いです。